【今治のお仏壇屋さんのコラム ~新しい祈りのカタチ 手元供養最前線 今治・西条編~】
2017-11-04
こんにちは、田中仏光堂です。
今回は近年新しい祈りのカタチとして注目されている手元供養についてお送りします。
手元供養とは故人のご遺灰やご遺骨、形見の品などを身近に置いて供養することです。
都心部を中心に広がってきた供養の方法ですが、ここ最近では今治、西条地域にお住いの方にもお問合せを頂くことが増えてきました。
今回のコラムではそんな手元供養にスポットを当ててお送りしたいと思います。
【1】 そもそも手元供養とは
手元供養とは、宗教や家にとらわれることなく、身近なところで故人をお祀りする方法で、供養に対する価値観が多様化している昨今では注目度が高まっています。
例えば、お墓はあるけれど故人を常に身近に感じたい方、または、実家にお仏壇はあるけれど自宅で供養をされた場合等、
大切な方との絆を身近に感じたいという想いを形にしたのが手元供養になります。
決まった形式は特になく、コンパクトタイプのお仏壇に写真をかざったり、ご遺骨をアクセサリーに入れたりして、故人を生活のそばに置いてお祀りします。
最近では大切にされていたペットを亡くされた方にご提案する機会も多くなりました。
それではどのような方法があるのか、順を追ってお送りしていきます。
【2】 ミニ仏壇(コンパクト仏壇)
コンパクトで場所をとらないタイプのミニ仏壇でお祀りする方法です。
おりんやミニ仏具を置いて、モダンな祈りの空間をつくることができます。
お位牌などをご安置して、お祀りしたい方におすすめです。
和室はもちろん洋室にも違和感なくなじむので、ご家族が集まるリビングのサイドボードや、
静かに落ち着ける寝室チェストの上などお好みの場所に置いてお祀りできます。
日常の暮らしの中で、手を合わせて語りかけることで大切な方をいつも身近に感じることができます。
【3】 オープンタイプ の仏壇
お仏壇のように壁と天井がなく、お祀りする空間がオープンになっているタイプの供養壇です。
「ステージ」、「パーソナル檀」、「オープンタイプ」とメーカーによって様々な呼び名がありますが、
お祀りする空間がオープンになっていることが特徴です。
上記の写真のように、写真立がついていて、思い出の写真と一緒にお祀りできるタイプもあります。
さりげなく生活空間のなかに祈りの場を作ることができ、ふとした瞬間に話しかけたり、そっと手をあわせたりできます。
【4】 遺骨アクセサリー
大切な方のご遺骨やご遺灰などを納めことができ、いつでも身に着けることができるジュエリーです。
ペンダントやネックレス、ブレスレットのタイプなど様々な種類・デザインがあります。
メモリアルペンダント、遺骨アクセサリー、遺骨ペンダントなど様々な呼び名があり、
インナーポケットとよばれる少量のお骨が収納できる機能があります。
【5】 ミニ骨壺
お部屋の中で思い出の写真と一緒に置いたり、お仏壇の中にご安置できるミニ骨壺です。
お墓に納骨する骨壺などは白無地の陶器製が一般的ですが、手元供養用に出ている骨壺は、
重厚感や艶のある金属製のものから、温かみのある木製のものまで幅広いデザイン・素材のタイプがございます。
さりげないデザインでハンドバッグなどに入れられる携帯型の骨壺なども出ています。
【6】 携帯位牌
自由に持ち運びができる携帯型のお位牌です。
長男ではないけれど、両親の位牌を持ちたい、単身赴任や長期出張でなかなか手を合わせることができない、
家には仏壇があるけれど老人ホームや病院にいるのでお祀りができない…などのご理由がある方におすすめします。
さまざまなデザインのタイプがございますが、携帯できるようにしているため、
ほとんどが小型のタイプになりますが、しっかりとご戒名を彫り込むことができます。
いかがでしたでしょうか?
近年注目が高まっている手元供養についてまとめてみました。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお尋ねくださいませ。
お問合せはこちらから http://www.bukkodo.jp/contact