【今治のお仏壇屋さんのコラム ~喪中はがきが届いたら 進物の御線香について~】
2017-12-08
こんにちは、田中仏光堂です。
年の瀬が近づき、喪中のはがきを受け取り、ご進物でお線香をお求め頂く機会が増えてまいりました。
家族葬が増え、訃報を後から知るケースや、お香典を御当家の方が辞退されることなどから
「お悔みの気持ちを伝えたい」という想いよりお線香を選ばれることが増えています。
今回のコラムでは、祈りの気持ちを伝える進物の御線香についてスポットをあててお送りしたいと思います。
【1】 進物用の御線香について
進物用の御線香とは、お供えにお渡しするために化粧箱や桐箱、塗箱などに詰め合わされた御線香となります。
香りは白檀や沈香などを使用した香木系の香りや、お花や香水系の香りなど様々な種類がございます。
最近の住宅事情を考慮して、煙が少ないタイプの御線香もあったりと非常にバラエティに富んでいます。
【2】 お渡しする際のポイント
ご進物用の御線香には熨斗をおつけすることは一般的です。
表書きは「御仏前」、「御霊前」、「御供」などと書かせて頂くことが多いですね。
一般的に御霊前は49日までの仏様にお供えする場合に用い、その後は御仏前になります。
※但し浄土真宗では「御霊前」を用いませんので、「御仏前」となります。
そのため相手方のご宗派がわからない場合などもありますので、どの仏事でも使用できる「御供」と書かせて頂くことが多いです。
御名前はご苗字、フルネームなどでお書きします。何人かで合同でお贈りされる場合などは、連名でお書きいれることもあります。
仕事上の関係でお贈りされる場合などは、法人名や役職を入れてお贈りすることもあります。
お手紙を同封する場合もあり、文面などのご相談もできますのでお気軽にお尋ねください。
また、県外への発送も承っておりますので、ご希望の方はあわせてご相談くださいませ。
いかがでしたでしょうか?
進物用のお線香についてまとめてみました。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお尋ねくださいませ。
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