【今治のお仏壇屋さんのコラム ~御朱印軸の表装について~】
2018-04-29
こんにちは、田中仏光堂です。
行楽日和が続きます。
長期連休を利用してお出かけになる方も多いのではないでしょうか。
巡拝に行かれるお客様も増えてまいりましたので、今回はご朱印軸にスポットを当ててお話します。
御朱印軸について
御朱印軸とは、四国八十八カ所をはじめとした、全国に点在する霊場でご朱印を頂くための専用の掛軸となります。
納経軸や集印軸ともいいます。
上の写真はご朱印を頂く前の写真です。
真っ白の状態ですね。
ここから各お寺を廻り、ご朱印をいただいていきます。
※ご参考までに八十八カ所霊場では納経軸への御朱印代は500円となっています。
御朱印軸にも色々と種類がございます。
ベースとなる形は上の写真のようなデザインが一般的なのですが、
絹、和紙などの素材や描かれている仏様のデザインの違いなどいくつか種類がありますので、見比べてみてご自身の好みにあったものを選ばれるといいでしょう。
今治、西条地域にお住いの方がよくいかれる霊場では、四国八十八ヶ所や伊予十三仏霊場、別格二十ヶ寺霊場などが多いです。
それぞれ専用の朱印軸があり、種類も色々と出ています。
満願した後について
霊場のお寺を全てお参りをされて、ご朱印を頂き終えたら、表装をいたしましょう。
御朱印を頂いた本紙を取り、掛軸に仕立て直しをした写真となります。
本紙の周りの部分は色々と種類があります。
仏式の掛軸に良く見られるデザインや、
小柄の上品なデザイン
高野山金剛峰寺の寺紋です。
上の写真以外にもたくさんの種類があります。
イメージとしてはスーツの仕立てに近いでしょうか。
ご自身の好みに応じたスーツの生地を選ぶような感覚で、
好みの表装生地を選び、掛軸に仕立をいたします。
お店に表装した見本もございますので、お尋ねくださいませ。
この連休はこころ洗われる巡礼の旅に出かけられてみてはいかがでしょうか。