【今治のお仏壇屋さんのコラム ~お仏具の解説 過去帳について~】
2018-12-01
こんにちは、田中仏光堂です。
今回のコラムでは、過去帳について記事をかかせていただきます。
【過去帳とは?】
過去帳とは、亡くなった方のお名前や戒名、ご命日などを記してお祀りするものです。
ご先祖様の情報を記したノートのようなものというとイメージしやすいでしょうか。
さまざまな宗派で使用されるものですが、特に浄土真宗では位牌を用いずに
過去帳をお仏壇に供えることが本式とされています。
【過去帳の種類について】
過去帳には金襴生地を表紙に施したものが多くあります。
紙質は和紙や鳥の子紙を使用したものが一般的です。
他にも、黒塗りのもの、紫檀や黒檀などの唐木材を使用した過去帳、
蒔絵を施した華やかな柄の過去帳までさまざまです。
ウォールナットを使用した過去帳
蒔絵入りの過去帳
【どのようにお祀りするの?】
過去帳をお祀りする方法で一般的なものは、
「見台」と呼ばれる台座においてお仏壇の中にお位牌などと一緒にご安置する方法です。
故人の命日などに過去帳を開いて、お祀りできるメリットがあります。
ほかにも過去帳入れと呼ばれる、繰り出し位牌によく似たデザインのもので、
過去帳をいれて保管できるものがあり、そちらにいれてお祀りされることもあります。
また、お仏壇の引き出しにいれてしまっておかれていてもかまいません。
右側が見台です。
過去帳入れです。
【誰に記入してもらうか?】
過去帳に記入して頂くことは、菩提寺のご住職様にお願いすることが一般的です。
過去帳をご検討されている方は一度ご相談されてみるといいでしょう。
いかがでしたでしょうか。
過去帳についてまとめてみました。
ご不明な点がある場合はお気軽にお尋ねください。
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